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易占い

易占いとは、本来は筮竹(ぜいちく)と呼ばれる細い竹の棒50本と算木(さんぎ)と呼ばれる陰陽を表す角棒を使って「卦」を出し、その「卦」の解釈により占う占いのことです。
易占いは中国で発祥した占いで、起源は殷の時代とも言われていますが、現在の易の形式になったのは周の時代で、今から3千年前といわれています。
古代中国では、時の支配者はこの易占いを利用して政治を行っていたと言われています。
易占いは、世の中のあらゆる事象全てが「陰」と「陽」から成り立っているという思想から発生しています。
しかし、これは「陰」「陽」どちらが優れているというものでは決してありません。
易占いでは、「陰」を中央が欠けた横棒、「陽」を欠けない横棒で表しており、それらが6つ重なったものを「卦」と呼びます。
つまりこの「卦」の組み合わせは、全部で64種あります。
易占いは必ずしも筮竹を使わなければできないというものではありません。
易占いで大事なのは「卦」を導きだすことにあります。
よって例えば表裏の2種類の選択ができるコインを使ったり、サイコロをふってその偶数・奇数の二通りで見たりすることでも「卦」による占いを行うことができます。

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